コットン100%防縮生地

シャリ感があって心地よい肌ざわりです。

注:ハリがあって、握ると反撥するような生地の感触

水洗いをしますと、ほとんどの繊維が縮みます。

ウール(防縮未加工)はフェルト化の性質で縮みます。

綿、麻、などは親水性(水分を良く吸収する)の性質で、水分を吸収して繊維が太く、短くなります。それ以外にも、加工時の繊維の引っ張りで伸ばされることで、もとに戻ろうとする力が働くことが縮みの原因になります。

 

綿は水を吸収すると10%程度も縮みます。

 

綿にポリエステルを混ぜた生地は、ポリエステルを混ぜることで縮みを防いでいます。

 

ベッドスプレッドハウスのコットン100%防縮生地は、縮みやすいコットンを特殊な方法で縮みにくくしています。 コットンの特性を保って風合いと肌さわりが良く、ご家庭でお洗濯をしてもウールだけでなくコットンの縮みも防いでいます。


【綿の特性】

・天然の撚りで、柔らかくさらっとした感触で肌ざわりが良く、肌への刺激が少ない。

・水に馴染み(親水性)ー植物が水分を吸収するように、

 汗をいっぱい吸い込みます。(吸湿&吸水性、発散性に優ています)。

・保温性に優れるー繊維の芯が空洞だから軽く、しかも空気の層によって保温性に優れている。

・清潔ー水濡れに適度の強さがあり、丈夫、乾いたときより水に濡れたときの方がより強くなるので洗濯の繰り返しに 耐える。

・よく染まり、美しい色が出る。 

・静電気を起こしにくく、熱に強い。


コットンきょう雑物について

コットンは綿花が開花して、成熟したさくが開いて、綿毛に覆われたコットンボール(種子)が出てきます。

コットンの花

コットンボール


刈り取られたコットン

コットンの一本の繊維の長さは2cm~5cmくらいです。このコットンボールを手作業や機械を使って摘み取ります。このコットンボールから種と綿と分けて、茎や葉などの異物を取り除いて2~5cmの長さの繊維を梳いて原綿のベール梱包をします。その後、紡績工程(コットンを糸にする工程)から織布工程(生地にする工程)を経て生地になります。


工程の中できょう雑物の除去を行いますが、取り切れないで残った茎や葉の残りカスが織物にしたときに黒い粒子となるものが「綿カス」と呼ばれます。

コットンは2~5cmの短い繊維ですので、きょう雑物を完全に取り除くことは性質上不可能です。

【綿カス】


ネップは、繊維の節が生地表面に出たものを言います。絡み合った筋状のものが一般的です。繊維が同じように塊やスジが出来ることがございます。

【ネップ】

これらの特徴は自然な素朴な味としてご理解いただけましたら幸いです。

ベッドパッドに最適な上質ウールわた(フランスウール・ディラン防縮ウール加工・ファイングレードウール品質基準)、適度のボリュームで、綿100%超防縮加工生地を使用しています。

ベッドスプレッドハウスのウールはエコテックス100の検査基準の中で

最も厳しい クラス1の認証を受けています。