海外では、掛けふとんや敷きふとんは無地がほとんどです。
自分の好みのカバーリングを使用して楽しみます。
掛けふとんには掛けカバー(キルトカバー、デュベカバー) これが日本で言うところの掛けふとんの側生地のようなものです。
掛けカバー(キルトカバー、デュベカバー)の汚れを防ぐ目的でフラットシーツ(1枚の布生地です)をマッレスにはさんで落ちにくいようにして体にふれる部分と襟元を覆うように使用します。
マットレスの上には汚れをふせぐため、ベッドパッド(マットレスプロテクター)を敷きます。
その上からマットレス全体にボックスシーツを掛けます。
まくらカバー(ピロケース、シャム)も2種類ほど使います。
1種類は比較的シンプルに襟元に掛けカバー(キルトカバー、デュベカバー)とお揃いのボーダー柄などが付いてこれは実際に寝る時に使用します。
もう一種類は飾りの目的で掛けカバー(キルトカバー、デュベカバー)とマッチして周囲にフリルがついてデザイン性が高いものを使います。
ベッドメイキングの目的で
ユーロピロー(50×50cm程度)飾りの目的とベッドで座るときの腰あてにしたりします。
さらに自分のお気に入りのクッション(30×30cmくらい)やロールクッションを飾りとして使います。
このようにベッドメイキングして楽しみます。
たとえばお気に入りの絵があったらそれに合わせてデザインを選んだり、壁紙やカーテンも合わせて選びます。
ベッド用のスタンドの傘も合わせたり、ソファーや椅子も布貼りをしたりします。
下の写真は
一つのパターンで
メインデザインが1種類 4色
サブのデザインが4種類 4飾
合計 64パターンでカラーコーディネートします。
下の写真は
デザインが6種類 色が6種類
合計 36パターンでカラーコーディネートします。
ベッドスプレッドは上の写真で見たように
カバーリングでどれだけきれいにメイキングしても
「眠る」ものは生活感を感じてしまいます
そこで「眠る」ものとは違うものでインテリアも空間を楽しみます
右の写真はホテルで使用されている足元のライナー、スローです。
ライナー、スローを足元に掛けることで
視線をそちらにそらすことで「眠る」ものの意識をそらしてインテリアのイメージを出しています。
取り外しが簡単なのでメイキング時間が短縮されホテルや旅館には重要なアイテムになっています。
ホテルや旅館のように毎日クリーニングされたカバーリングであることが大切で、清潔感が映えます。
ベッドのイメージは残ります。
左の写真はホテルで使用されているベッドをすっぽり覆って、中に羽毛を入れた掛けふとん兼用のものです。
ふとんとベッドカバーが一体になってインテリア空間のイメージがでますのでこれもホテルや旅館には重要なアイテムになっています。
眠りのためには横幅が大きなサイズであることが重要です。
横に垂れる生地部分が重く感じることと、寝返りがうちにくくなります。
「ねむり」よりも機能性重視のアイテムの一つです