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わかめを食べるひつじ

スコットランド沖オークニー諸島(Orkney Islands)の小さな島に、冬の間の餌として海藻を食べるヒツジが数千匹生息している。こ。

 海藻を食べるヒツジがいるのは、人口約60人のノースロナルドセー(North Ronaldsay)島。ターコイズブルーの海と岩だらけの浜に囲まれた、南北に5キロほど延びる小さな島だ。

 ノースロナルドセー島では19世紀初め、ヒツジが畑や道路に入るのを防ぐために大きな石壁が設けられた。それ以降、ヒツジたちは内陸部に進入できなくなり、海岸沿いで生きることを強いられるようになった。島の限られた土地を作物の栽培と牛の放牧に最大限利用するという意図が農民たちにはあった。

 すると、予想もしなかったことが起きた──ヒツジたちは夏には草にありつけるが、冬の間は海藻以外に食べるものがなくなったのだ。

 海藻を食べる哺乳動物は他にもいる。だが科学者らによると、数か月間、海藻だけを食べる動物はノースロナルドセー島のヒツジ以外にいないという。(BB Newsより抜粋)

海草で育てられた羊は肉質はミネラル分が多く、独特のコクがあって美味しいそうです。

ノースロンドルシー・シープは、この島だけの固有種で、5000年以上も前からこの島に生息する古代種の一種といわれています。