財賀寺(ざいがじ)は真言宗の寺で,724年(神亀元)聖武天皇の勅願により行基が創建したとされる。その後,813年(弘仁4)に弘法大師が再興し,一時衰えるが,鎌倉時代に源頼朝が平家討伐を祈願し,そのお礼として本堂と仁王門を再建し三河七御堂の一つに数えられるようになった。応仁年間には兵火にあい再び衰えるが,この地方の豪族牧野氏により現在の地に再建された。仁王門には,国の重要文化財である金剛力士像(こんごうりきしぞう)が2体安置されている。金剛力士像は解体修理され,1998年(平成10年)10月に落慶法要(らっけいほうよう)が行われた。従来は鎌倉初期の仏師運慶(うんけい)の作と伝えられていたが,調査により平安末期のものと判明した。 愛知エースネットより抜粋しています。
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