· 

喜名番所(きなばんじょ)

琉球王朝時代の村役場

1853年に来沖したペリー提督の調査隊一行も訪れています。

 

”世界遺産登録をきっかけに建物を忠実に復元

灰色瓦:沖縄では赤瓦が有名ですが、喜名番所にはもともと灰色瓦が使われていました。

この再現が難しかったのです。本島中南部でよく見られる粘土質の土「クチャ」を使い、赤瓦よりも高温の1080℃で焼くことでその再現に成功しました。

 

建物の柱などに使われるチャーギ(イヌマキ科の常緑高木):それだけの太さのチャーギは沖縄県内では手に入らないため、宮崎県産をなんとか手当てしました。なお、壁には杉材が使われています。

喜名番所の建物にはクギが使われていません。

琉球伝統の貫木屋(ヌチジヤー)という木造の建物になっています。

その上に、水を通しにくい灰色瓦がのり、貴重な建物を守っている。”(沖楽ホームページより抜粋)